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研修生の声

2021/07/16

生口島体験学習「今なすべきこと」

先日、生口島体験学習として平山郁夫美術館に行った。平山郁夫は日本を代表する画家で、世界からも高い評価を受けている。その作品を平山郁夫の弟である館長さんや、院長先生の解説を受けながら見ることができ、私の人生において大変貴重な経験ができた。

 まず、館長さんから平山郁夫の生い立ちについて、作品を見ながら説明があった。

平山郁夫は小さい時から絵日記描いており、その才能は非凡であると感じた。しかし、毎日欠かさず描いていたそうだ。しっかりと継続する力がいかに重要であるかがわかった。また、平山郁夫は広島で被爆していることを教えていただいた。そのような壮絶な経験が、作風に影響しているのかもしれない。

 また平山郁夫の名前が売れ出したのは20代後半と比較的遅かったそうだ。美術学校を卒業し、その後の時間をしっかり努力されたからだと館長さんは仰っていた。そこで私はなぜ今回のテーマが「今なすべきこと」であるのかが理解できた。私は歯科大学を卒業し、歯科医療の世界に入ってまだ数ヶ月である。今の行動が今後の歯科医師人生を左右する大事な時期である。今、ここで死にものぐるいで勉強し練習することが、将来の貴重な財産になる。結果が出ていなくても、しっかり努力すれば結果がついてくる。「今」が大切な時期であることをしっかり頭に刻み、これからの研修生活を過ごしていきたい。

 最後になりますが、院長先生、お忙しいところこのような大変貴重な経験をさせていただいてありがとうございました。研修医という時期がいかに大切な時期だということを改めて理解することができました。また研修医として入社して3ヶ月が経ったこの時期に、このような経験ができ新たに気を引き締めなおすことができました。研修医で美術館に行く研修施設は他にはなく、この経験は他ではできません。私の人生を変える大変大きな経験ができました。平山郁夫美術館で学んだことを、しっかり心に刻み、残りの研修生活に励んでまいります。今回は本当にありがとうございました。

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研修医:藤井泰造