カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

日記

2018/01/03

初めて歯を失って思うこと。 歯は宝石よりも貴し。

あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。実は、皆さんにいつも歯を大切にしましょうと呼びかけている私自身が昨年末とうとう右下の7番を一本失ってしまいました。とても残念です。なぜこんなことになったか?と申しますと、その後ろにあった「親知らず」を抜くタイミングが遅れたため7番が骨の中で虫歯になってしまったためです。こうなると手の施しようがなく最終的には抜歯するしかないのです。皆さんも親知らずには気を付けてください。抜歯を勧められたら、なるべく早く抜きましょう。歯を抜くのは「やぶ医者」と決めつけてはいけません。

さて歯を失ったことで学ぶこともありました。まず第一に、歯がある時にはわからない歯の大切さです。歯がある時には、眠い時に歯を磨くのは嫌だと感じますが、失ってからはありがたみを痛感し、絶対磨きます。第二に自分の歯がこんなに大切なのだから患者さんの歯ももっと大切にしないといけないと感じられること。これは歯の守り人である歯科医として最も大切なマインドです。それを日々、この瞬間も感じているからこそ、もっと患者さんの歯を守らないといけないという気持ちが強くなります。We will take care your teeth like jewelry. 宝飾品は美しく傷つきやすいですから丁寧に大切に取り扱わないといけません。そして千金の価値があります。しかしなくしたときはもっとその価値を痛感すると思います。歯はどうでしょうか、私は宝石よりも大切だと思います。健康を作る最初の一歩が歯だからです。

一本でも失うとそこから咬合崩壊が始まり、最終的にすべての歯と健康を失うのです。皆さんどうか歯を大切になさってください。心より。

*次回から私の失った歯をどうやって取り戻すか?プロの考え方と手法をリアルタイムレポートいたします。お楽しみに。