カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

日記

2016/08/01

純粋な心は万人の胸を打つ

平山郁夫という画家をご存知でしょうか?私はこの人の絵がとても好きです。何故かというと・・・理屈はないのです。
彼の絵を見ていると理由もなく胸の底からジワーッと感動がこみ上げてきて、どうしようもないくらい涙が止まらなくなります。
しまなみ海道の途中に井口島という島がありそこに平山郁夫美術館があります。西日光、耕三寺に隣接するところです。レモンなどの柑橘類が取れるところでもあります。チケットを買って中に入ると平山郁夫の絵が沢山展示されています。

そこにある作品の前に立つと、一つ一つの作品からとても純粋な波動が伝わって来ます。

何一つ混じりけのない純粋な思いで絵を追求してきた画家の想いが一枚一枚の絵にこもっているからでしょうか?
絵の前に立つだけで、私は感動の涙を抑えることができません。
「素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい・・・」の想いしか出てこないのです。
初恋の時のあの純粋な思いでずーっと絵を描き続けたらきっとこんな絵になると思います。そんな純粋さを死ぬまで貫いた人はあまりいないでしょう。

平山郁夫の絵は何千万円もの価値のものばかりですが、彼は一度も自分のために絵を売らなかったのです。売った時は全て寄付。絵を売ると目が曇るという理由です。

一体何故、彼はこんなに心を打つ絵を描けたのでしょうか?それには理由がありました。(来月号につづく)