インプラントと矯正はどっちが先?治療の順番と判断ポイントを解説
歯を失った場合や歯並びが気になる場合、治療法としてインプラント治療や矯正治療を検討することがあります。どちらも口元の見た目や噛みやすさに関わりやすい治療ですが、「先にどちらを受けるべきか」と悩むケースもあるでしょう。それぞれの治療には目的や役割の違いがあるため、順番を考える際にはいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。今回は、それぞれの治療の違いや、治療の順番を決めるために知っておきたいポイントについて、松山市の歯医者 カナザキ歯科が解説します。
1. インプラントと矯正の違いと役割
インプラントと矯正は、どちらも歯の健康や見た目を整えることを目的とした治療ですが、担う役割は異なるとされています。
①インプラント治療の目的
インプラントは、むし歯や歯周病、外傷などで失った歯の代わりに人工の歯を埋め込む治療です。人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、見た目と噛む機能の回復を目指します。
➁矯正治療の目的
矯正は、歯並びや噛み合わせの乱れを整えるために行うことがあります。歯を少しずつ動かし、バランスの良い位置に整えることで、見た目だけでなく咀嚼や発音の機能改善も期待されます。
➂治療の適応対象の違い
インプラントは「歯がない場所」の補填に対して、矯正は「歯を動かす」治療といえます。そのため、矯正を行って歯の位置を整えてからインプラントを入れるケースも多く見られます。
➃治療の期間と手順
矯正治療は、歯を少しずつ動かしていくため、数年単位での計画が必要になることがあります。一方、インプラント治療は、手術と治癒期間を含めて数か月かかるケースが多いものの、矯正と比べると比較的短期間で治療が終了する場合もあります。
それぞれの治療には異なる目的と工程があるため、あらかじめ治療内容を理解しておくことが大切です。
2. インプラントと矯正はどっちを先に行うケースが多い?
インプラントと矯正は、どちらを先に行うかで治療の進め方が大きく変わることがあります。ここでは、一般的に選ばれる順番について解説します。
①矯正を先に行うケースが多い
多くのケースでは、矯正を先に行い、その後にインプラント治療へ進む流れが選ばれることがあります。先に矯正で歯の位置や噛み合わせを整えておくことで、インプラントの適切な位置決めがしやすくなり、長期的に安定した噛み合わせを維持できる可能性があります。
➁インプラントは後から動かせない
インプラントは天然の歯と異なり、骨に固定されているため基本的に動かすことができません。もし先にインプラントを埋入してしまうと、矯正治療の際にその位置が障害となる可能性があります。
③インプラントを先に行う場合もある
すでに抜けた歯が多く、噛む機能の回復を急ぐ必要がある場合は、先にインプラントを埋入してから矯正に進むケースもあります。また、インプラントが矯正中の歯の支えとして利用されることもあります。
④治療の順番は診断結果をもとに決められる
口腔内の状態や患者さんの希望によって、治療の順番は異なる場合があります。そのため、事前に歯科医師による検査や診断を受けたうえで、治療計画を立てていくことが大切です。
矯正が先行することが多いですが、状況に応じて柔軟に対応することで、より適切な治療計画が立てられる可能性があります。
3. インプラントと矯正の順番を決めるポイント
インプラントと矯正の治療順を決定するには、見た目や機能だけでなく、長期的な健康維持を考慮することが大切です。以下に、判断材料となるポイントを解説します。
①噛み合わせのバランスをどう整えるか
噛み合わせにずれがある場合、先に矯正治療で調整しておかないと、インプラントを適切な位置に埋入しにくくなることがあります。インプラントは一度埋入すると基本的に位置を変えられないため、治療前に噛み合わせを正確に分析しておくことが大切です。
➁欠損歯の本数と位置の影響
欠損している歯の本数が多い場合は、先にインプラント治療を行い、咀嚼機能の回復を優先するケースがあります。一方で、欠損部が限られており、周囲の歯並びに乱れが見られる場合には、矯正を先行することもあります。
➂インプラントを矯正の支点として使うか
近年では、インプラントを矯正治療の支点(アンカー)として利用する「アンカースクリュー矯正」が行われることがあります。この方法を選択する場合には、矯正治療に先立ってインプラントを埋入するケースもあります。
インプラントと矯正の治療順は、噛み合わせや欠損歯の本数などによって適した進め方が異なることがあります。見た目だけで判断せず、将来的な安定性や口腔内の健康を見据えたうえで、歯科医師と相談しながら治療計画を立てることが大切です。
4. 松山市の歯医者 カナザキ歯科のインプラントについて
伊予鉄道横河原線「梅本駅」目の前・専用駐車場完備の歯医者「カナザキ歯科」では、安全性と正確性を追求したインプラント治療に注力しており、3Dナビゲーションシステム「X-Guide(エックスガイド)」を導入。従来の目視に頼る手術よりも精密な位置への埋入を実現し、患者さまの身体的負担の軽減と長期安定を目指しています。
院内には完全個室の専用オペ室や歯科用CTを完備し、難症例や骨量が不足している方への骨造成術(GBR・サイナスリフト等)にも対応可能な体制を構築。 また、治療前の不安を解消するために専任のトリートメントコーディネーター(TC)がじっくりとお話を伺い、術後は担当衛生士によるメンテナンスでインプラントを長く守り続けます。入れ歯の不具合や歯を失ってお悩みの方も、まずはご相談ください。
<カナザキ歯科のインプラント治療の特長>
①3Dナビゲーションシステム「X-Guide」を導入
手術中のドリル位置をリアルタイムで追跡・画面表示するシステムにより、神経や血管を傷つけない、より安全で精密な手術を実現しています。
➁専用オペ室・歯科用CTによる徹底した衛生管理
一般診療室とは隔離された清潔な専用オペ室で手術を行い、感染リスクを徹底的に低減。安心して治療を受けていただける環境を整えています。
➂骨造成術(GBR/サイナスリフト)にも対応
他院で「骨が少なくてインプラントができない」と断られた方でも治療が可能になるよう、骨を増やす専門的な処置に対応しています。
➃トリートメントコーディネーターと担当衛生士によるサポート
歯科医師への直接の質問が苦手な方でも話しやすい専任スタッフが在籍。治療計画の相談から術後のケアまで親身に寄り添います。
松山市でインプラント治療をご検討の方は、梅本駅すぐ・駐車場34台完備/土曜も診療のカナザキ歯科までお気軽にご相談ください。
まとめ
インプラントと矯正の治療順は、噛み合わせや欠損部位、口腔内全体のバランスによって変わることがあります。一般的には、先に矯正で歯並びや噛み合わせを整えてからインプラントを行うケースが多いものの、症状によっては逆の順番になる場合もあります。いずれにしても、自己判断せず歯科医師と相談しながら、長期的な安定を見据えた治療計画を立てることが大切です。
インプラントや矯正についてお悩みの方は松山市の歯医者 カナザキ歯科までお問い合わせください。
監修:カナザキ歯科
院長 金﨑伸幸
【経歴】
| 1990年 | 九州歯科大学卒業「Award of Dentsply」受賞 |
| 1994年 | 九州歯科大学保存修復学 大学院博士課程修了(歯学博士) |
| 北九州市 野田歯科医院 勤務 | |
| 九州歯科大学 非常勤講師 兼務 | |
| 1997年 | 松山市 田窪歯科医院 勤務 |
| 1999年 | カナザキ歯科 開業 |
| 2001年 | 愛媛県立歯科技術専門学校 歯科技工士科講師 |
| 愛媛県保険医協会 理事 就任 | |
| 2004年 | 医療法人 仁和会 設立 |
| 理事長 就任 | |
| 2006年 | 国際矯正歯科アカデミー |
| 矯正歯科認定医 | |
| 2007年 | 仁和会インプラントセンター 設立 |
| SEDIT(審美とインプラントのスタディグループ)設立 | |
| 日本咬合育成研究会 | |
| 筋機能訓練歯科医院 修了証 | |
| 日本臨床歯周病学会 認定医 | |
| 厚労省認定 臨床研修指導医 | |
| 2010年 | 河原医療大学校 歯科技工士科 講師に任ぜられる |
| ICOI国際インプラント学会認定医 合格 | |
| 2011年 | 日本歯周病学会 専門医 |
| 日本顎咬合学会 認定医 | |
| 2012年 | インプラントSD正式認定講師に任ぜられる |
| 2013年 | プラトン社ELインプラント正式認定講師に任ぜられる |
| 厚生労働省より管理型歯科医師臨床研修施設の指定をうける | |
| 2014年 | ノーベルバイオケア社インプラント公認インストラクターに任ぜられる |
| 2016年 | 日本口腔インプラント学会 |
| インプラント専門医 | |
| 2017年 | 九州歯科大学 保存修復・審美歯科 |
| 非常勤講師 | |
| 2019年 | 九州歯科大学1保存大学院 |
| セミナー講師(歯周外科・補綴) | |
| 日本総合歯科学会 委員 | |
| 2020年 | 愛媛大学医学部 非常勤講師 |
| 2022年 | 日本歯科教育学会プログラム |
| 責任者講習会タスクフォース | |
| 2023年 | 日本歯周病学会 指導医 |