カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

お知らせ

2021/07/24

アメリカ式Phase(フェイズ)治療の導入

私の剣道部の後輩で白本先生という人がアメリカのタフツ大学の歯周病科に7年間留学していました。アメリカの歯周病とインプラントの専門医の資格を取得しアメリカ人の奥様と一緒に数年前に帰国しました。私が企画したwebセミナーで最新情報を教えてもらっているところです。アメリカの歯科治療の大きな特長はPhase(フェイズ)治療を行っていることです。内容的には日本とあまり変わりませんが、Phase(フェイズ)治療で患者さんに分かりやすく治療内容を伝えているようです。

Phase1:基本治療すなわち虫歯治療、歯周基本治療ブラッシング、歯石除去)、根管治療、かみ合わせ治療、矯正治療などの基礎治療

Phase2:歯周外科(再生療法、インプラントなど骨や歯肉の外科的治療)

Phase3:補綴治療(クラウン、ブリッジ、インプラントの上部構造、入れ歯)

Phase4:メンテナンス

以上の4つのPhase(フェイズ)に分類して分かりやすく患者さんに伝えています。
「いつ終わるんですか?」これは日本の歯医者さんが患者さんからよく言われる言葉です。
それは全体のロードマップが分かりやすく示されていないためだと私は思います。これまで当院でもしっかり説明する努力はしてきたのですが、やはり不十分でした。
今後はフェイズ治療という考え方を導入し治療進度を分かりやすくお伝えしようと思います。

「今、あなたはフェイズ3ですからもうすぐ治療は終わり、フェイズ4のメンテナンスに入りますよ」こんな風にお伝えすると治療全体の中でのご自身の現在地がはっきりと見えるので、わかりやすくなるのではないかと考えております。

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