東京歯科大学の平木先生にお越しいただき、摂食嚥下セミナーに参加した。

前回はスクリーニングテストについて勉強したので、今回は精密検査として行われるVEについて学んだ。
基礎知識として、VEで見ることのできる解剖学的な構造や患者さんが誤嚥したときに見られる所見、VFとの違いを勉強した。
国家試験の勉強をする際は、ほとんど独学だったので動画や現場での所見を見たり聞いたりすることで理解が深まった。また実際は術者、本人、、衛生士だけでなくケアマネージャーや看護士、医師、家族など多くの方と情報を共有し患者さんの身体的サポートを多方面から行うことが最も重要であることを強く感じた。
そのあと研修医を患者にみたててVEを行うところを見学した。
内視鏡の基本的な動かし方から患者に不快感の少ない方向、介助者の動きなど初めて知る事ばかりだった。
説明を受けたり勉強したりして何となく理解をしていた部分が明確になり三次元的に理解することができた。
まだ３回の訪問診療では介護施設の方との関わり方や入居者の生活スタイルが不明で知識が先行しているように思う。

研修期間中に関わっていくことは難しいかもしれないが、任されるようになればVEの介助から始めて自分もVEをできるようになりたい。

研修医T