カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

2021/01/06

松下翁「雨が降ったら傘をさす」ならば「コロナ強毒化すれば感染対策強力化」

2021年明けましておめでとうございます。歴史を振り返ると、元号が変わる時は社会的に大きな変化が起こっています。
昭和から平成に変わる時も、ソ連の崩壊、ベルリンの壁崩壊、バブル崩壊などが起こりました。平成から令和への節目は新型コロナウイルスのパンデミックが起こり、今もその真っただ中に私達はいるのです。

私たちの身の回りにはコロナ禍によって今までの常識が通用しなくなったことが沢山あります。
紅白歌合戦は無観客開催となり、箱根駅伝はゴールでの胴上げもなく、同じ大学の仲間が一人だけゴールで出迎えていました。ファイザー社のワクチンはまだ安全性が確立していないといううわさもあり、安心して接種できるまでには時間がかかりそうです。
おそらくこのような社会状況は今後3年続くだろうという見方が多いようです。このような苦境においてどのように対処すればよいのか途方に暮れる人が多いのではないでしょうか?

松下幸之助.comというウエブサイトに次のようなコラムがありましたのでご紹介します。〈松下幸之助氏は、会社経営の秘訣についてよく質問された。そんなとき、「雨が降ったら、あなたならどうするか」と逆に質問したという。答えは、当然「傘をさす」である。このごく当たり前の行動に発展の秘訣、経営のコツがあるというのだ。つまり、商品は適正な利益が得られる価格で販売する、売ったものの代金はきちんと集金する、売れないときにはムリをせずに一休みする。雨が降れば傘をさすような、こうしたごく当たり前のことを着実に実践していくところに発展の秘訣があるというわけだ。ところが、こと経営となると、とかく私心にとらわれて、傘もささずに歩き出すようなことをしがちなのである。〉

このコラムに出てくる「雨」を「コロナ禍」に置き換えてみましょう。
〈コロナが流行れば、しっかり感染予防対策を行う。コロナが70%強力に変異すれば75%強力に感染予防対策を行う。
こうしたごく当たり前のことを着実に実践していくところに発展の秘訣がある。
ところが私心にとらわれてコロナ禍に慣れてしまい感染予防対策を強化せずに歩き出すようなことをしがちなのである。〉経営の神様と言われた松下幸之助氏が、もしご存命ならこんなことを言いそうだなとお正月に部屋の掃除をしながら考えておりました。

今年もカナザキ歯科では最新のコロナ情報を常に収集し、適切な予防策を講じてまいります。
また非常事態だからといって歯科技術の研鑽や最新の機器の導入を怠ることも断じてありません。
コロナ禍でも皆様が本当に安心して通院できる環境と安全管理体制の維持とさらなるレベルアップを全力で行ってまいります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。