カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

日記

2020/12/06

コロナ禍で皆様と共に歩む

現在、世界中に新型コロナウイルス感染が広がり、世界を飲み込んでいるような状況です。私たちも医療にかかわるものとして一般の方々以上に感染に注意を払って診療を行い、日常生活を送らねばなりません。少しでも気を緩めて自分が感染してしまうと、スタッフ同士や患者さんに感染させてしまったり、また患者さんから医療スタッフへ感染してしまうことも考えられます。もうすぐコロナ禍が始まって1年が過ぎようとしていますので、気を引き締めてといっても、同程度の緊張を日常的に続けるのはなかなか簡単なことではありません。したがって緊張して感染予防を行うのではなく、習慣にするというか、毎日歯を磨くように日常の行動パターンにしてしまう必要があります。歯磨きでさえ、するのを忘れてしまうことがありますから、もっと複雑で時間と経費がかかる感染予防はなおさらです。そのレベルを維持、向上してゆくためには、単に「気を付ける」ではなく恒常的なチェックシステムと、より精度高く進化し続けるシステムが必要です。カナザキ歯科では感染予防委員会が定期的に開かれています。そこで、最新の情報を共有し、現状の問題点をあげ、改善を行っています。おそらくこれはコロナ収束が宣言されるまで続ける必要があります。

医院を運営しているといろいろなケースに遭遇します。ご家族が発熱していたり、感染多発地域に出張しているがどうしても治療が必要な状況であったり、本当に予測できない様々なケースが飛び込んできます。一つ一つルールに基づいて決断し行動しなければなりません。しかもその判断が、皆様の安全を守り、医の倫理にかなったものでなければなりません。陽性患者の方を当院で診察することはありませんが少しでも可能性があるときには時間外で完全な防御態勢を整えて対応したり、必要なら一定期間治療を延期させていただいたり、患者様にそのようなご協力をお願いすることも多々あります。これらの協力要請は私達にとっても大変心苦しことですが、その他の患者様やスタッフの安全を確保するためにはやむを得ないことなのです。今、やむを得ず延期などのご協力をお願いしている患者様も、逆の立場になった時、カナザキ歯科が最も安全な歯科であることを望まれると思うのです。

常日頃より問診、体温測定、手指の消毒やうがいのお願い、また治療の延期など、患者の皆様には多岐にわたるご面倒なお願いをしております。それにもかかわらず、暖かいご理解とご協力をいただき心より感謝申し上げます。