顎関節症

顎関節症の主な症状である「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などの慢性的な症状に対し、一緒に原因と解決への道を探ります。

近年、顎関節症は増加しており、それも若い女性など若年層に増えています。またデスクワークやハードな仕事をしている人、悩みやストレス、噛み合わせの悪い人を中心に現れています。

こんなお悩み・不安はないですか?

  • あごが痛い
  • あごがパキパキと音がする
  • 急に口が開かなくなった

丁寧な問診と徹底的な検査から原因を探っていきます。悩みやストレスも原因の一つです。その悩みまずは私たちにご相談ください。

顎関節治療の特長

顎関節症は、顎の関節の不調から筋肉の不調によって痛みや運動障害が現れる病気です。原因は、咬み合わせの不適合や日常生活習慣、疲労の蓄積などが考えられます。

顎関節症 治療の流れ

1. 問診

症状について詳しくヒアリングします。

2. 各種検査

レントゲン検査、触診、機能検査、などを行って診断をします。

3. 治療方針の決定・説明

得られた情報をもとに治療方針を決定。説明を行います。

4. 治療の開始

スプリント療法や理学療法、咬合療法、生活指導、などによって原因を除去し症状を和らげていきます。

顎関節症に関する資格・認定

  • 日本顎咬合学会咬み合わせ認定医
  • 筋機能療法認定医院認定書

顎関節症についてよくある質問

あごがパキパキと音がするのですが大丈夫でしょうか
顎の音には2種類あります。1つはパキパキというクリック音です。もう一つは、じゃりじゃりというクレピタスの2つです。顎関節は関節窩と関節頭によって構成されており、その間に関節円盤という組織があります。顎の動きに合わせてこれらが筋肉と調和して動いています。関節に無理な力がかかり続けると、この関節円盤がずれてうまく調和が取れなくなります。この関節円盤が関節頭からずれたり、乗ったりするときの音がパキパキという音として聞こえてくるのです。クレピタスはこの関節円盤に穴が開いて関節頭と関節窩が直接こすれ合うようになるとじゃりじゃりという音になって聞こえることになります。
以前から口を開け閉めするときに音がしていましたが、急に口が開かなくなってしまったのですが、どうすればいいでしょうか
音が出るのは顎関節症の初期の症状です。これが悪化してくると関節円盤が関節頭からずれたままもとにもどらなくなります。 そうすると円盤にひっかっかって顎が開かなくなります。 これをクローズドロックといいます。正常な人は4センチ~5センチくらい開口量があるのですが、その半分程度しか口が開かなくなってしまうのです。治療法は、歯医者さんでマニュピレーションという方法を使って関節円盤を関節頭に復位させようという試みをします。 それでうまくもとに戻ってくれれば、また、口が開くようになります。 ただ、円盤がずれた原因がそのまま残っていますので、原因を取り除かない限り、再びクローズドロックがかかってしまいます。うまく復位できない時は、スプリント療法と生活指導によって治療を行います。
顎を開ける時に、右側にずれて顎が開くのですが、どうしてでしょうか。
右側にずれるということは、右側の関節または筋肉の動きが悪くなっていることが考えられます。原因を考えて治療をしていきます。
耳の穴の少し前あたりに痛みがあります。どうすればいいでしょうか
おそらく顎関節の炎症だと考えられます。 関節に負担がかかり炎症を起こしていますので痛い側で咀嚼を控えスプリント療法を行います。
口を開ける時に顎のえらのうしろ(耳の下)に痛みがあります。どうしたらいいでしょうか。
顎二腹筋後腹に炎症が起きていると思います。これは消炎鎮痛剤やスプリント療法を用いて治療を行います。原因として多いのは、咀嚼するときに反対側の前歯が早くあたるので、それを避けるために無意識に顎を右後ろにずらして噛んでいる場合があります。これをエングラムといいます。この時に顎二腹筋を酷使しますので、ここに炎症をおこす事が多いです。この場合は咬み合わせを調整する場合があります。