カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

日記

2018/07/11

カナザキフィロソフィー「人は最低点で評価される?」

人には潜在意識というものがあると言われています。

潜在意識はたとえて言うと自分の中に100人の自分がいて、そのうちの一人が何か新しいことにチャレンジしようとすると、残りの99人が反対し足を引っ張る。そんな働きがあるそうです。例えばダイエットをしようとしても中々成功しないのは、潜在意識の働きが邪魔をしているからだそうです。何故そうするかというと、新しいことをすると生命が危機にさらされる可能性があるため、これは自分を守るための防衛本能らしいのです。

潜在意識のことを書いたある本を読んで私は「なるほど」とすごく納得したのを憶えています。だから人にはプラス思考よりもマイナス思考の人の方が多いのです。すべて防衛本能なのですね。

また、人はいいことはすぐに当たり前になり、悪いことにはよく気が付きます。これもきっと同じ理屈ではないでしょうか。特に身近な人対してそうなり易いのです。だから身近な人に感謝することは忘れやすいですし、文句を言う人の方が多いのではないでしょうか?

さあ、これで大体人の思考パターンが分かったところで、これをうまく利用しましょう。

人にはいろんな長所があります。でも身近な人の長所は当たり前になり見えなくなる。短所はよく見える。ということは人の評価はその人の性格なり行動なりその人の中の最低の部分、最も短所の部分で決まるということです。そして長所の部分は普通なかなか見てくれない、あるいは忘れられる。ということです。ということは弱点の部分を改善し人並みのレベルまで、批判を受けないレベルまで上げてゆけば、人から何も言われなくなる。そうすると今度は突然長所が目立ってくるのです。

みんなから尊敬されていたクラス委員を思い出してください。ある部分がずば抜けて優れている天才ではなく欠点が少ない人が多かったと思いませんか?身近なところではそんな人の方が評価が高くなりがちなのです。

さあ、結論です。

もし、あなたが自分の中の人並み以下の最低点の部分を把握しそれを人並みレベルまで修正したとしたら何が起こるでしょうか?そうです、人はあなたを攻撃しなくなり、あなたの長所の部分が目立ってくるのです。身近な人から尊敬され、感謝され、人生がかわったと感じるでしょう。これ凄い気づきだと思いませんか?

企業や組織に対する評価も同じです。

カナザキ歯科もスタッフも院長も同じです。みんなで頑張って最低点を克服し尊敬しあえるようになりましょう。幸せな気持ちで生きていけると思います。