カナザキ歯科 院長ブログ「歯科道一直線」

日記

2018/05/15

カナザキフィロソフィー「信頼を築くいい方法?」

普段、人との付き合いの中で「この人は信頼できる人だなー」と感じたご経験はありますか?その時、とても爽やかないい気分ではありませんでしたか?
信頼される人とはどんな人でしょうか?愛情深い人、約束を守る人、礼儀正しい人、知識や知恵のある人、信念のある人、あるいはこれらの要素(仁義礼智信)のバランスがとれている人、なんとなく一般的にはそんなイメージではないでしょうか。
しかし、こと信用、信頼となると、「うそをつかない、約束を守る」など義にあたる要素がより重視されるのかもしれません。
例えば、お金を借りたら期限までに返す。結婚したら浮気をしない。友達と食事の約束をしたら時間通りに行って食事を楽しむ。予約通り歯医者に行く(笑)。無断キャンセルしない(笑)。逆に歯医者は時間通りに治療する。説明通り誠実な治療をする。できれば治療費以上の価値ある治療をするなどです。
日常的にこんなことを実行していると次第に人との信頼関係が築かれ、社会的信用が高まってくると思います。あの人なら大丈夫と言われるようになるでしょう。私はどんな仕事も信頼で成り立っていると思います。仕事だけでなく家族も友人関係も、社会もそうかもしれません。なるべくなら信頼できる人や業者とお付き合いしたいですし、信頼できない人や組織とはお付き合いする気にはなれません。皆さんもそうではありませんか?そうだとすると、信頼できる人は人気が上昇しますし、信頼できる会社は業績がUPするということになりますね。
それでは、どうすれば信頼されるのでしょうか?私はこう考えます。約束(社会的規範を含む)をして、それを実行する。いつも約束を守る。そして裏切らない。
これを続けると、多くの人はその人やその組織を信頼するでしょう。
実にシンプルですが極論すると信頼を得る方法はこれしかないのではないでしょうか?「約束を守る」、とてもシンプルなセオリーですが確実に実行するのはとても難しいことです。
人にはいろんな事情があり、環境も刻々と変化しているからです。
また人には欲望がありますのでアダムとイブの話のように、欲望という蛇にささやかれると、ついおいしそうな禁断のリンゴを食べたくなるのです。ですから約束を全部守るというのはなかなか大変です。だからこそ赤穂浪士のように命に代えても義を貫く人は尊敬され、歴史に名を遺すのです。しかし、約束したら絶対に変更してはならないとなると、誰もが行きづまってしまうでしょう。やむを得ず実行できない場合には事情を説明して誠実に謝ることも大切だと思います。
相手がやむを得ないと事情を理解してくれればなんとか信頼は保たれるかもしれません。しかしこれも、多用すると信頼関係にヒビが入るので要注意だと思います。
また、できない約束はしないことも大切ではないでしょうか。
100%義を貫く人生はなかなか大変だと思いますが、私もなるべくそうありたいと思います。努力します。皆さんもそうしてみては?必ずいい人生になります。本当ですよ(笑)。